三重研修−7.20〜21−
地域林業研究会と森のコースの合同で、三重研修に行ってきました。
初日は、「吉田本家」さんで下刈りを体験させていただきました。
春の植林実習で植林させていただいた場所で、下刈りをさせていただきましたが、
植林した苗が全く見えない程、フッサフサに下草が生えてました。
これは、刈り払い機で下草を刈ってるところです。
こっちはカマを使っての下刈りです。
35度の猛暑日で、大変暑かったですが、
このような下刈りをきちんとしないと立派に成林しません。
僕たちの先輩方による下刈りを始めとした丁寧な保育作業があったからこそ、立派な人工林が成立したことを改めて実感しました。
そのことに感謝して木材を利用していかなければいけないと感じました。
手前左側の方が、「吉田本家」の若くて熱い経営者・吉田正木さんです。
今回の研修でも大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
さて、2日目は「諸戸林友」さんで、代表の川端さんから様々なお話を聞かせていただきました。
これからの林業は人工林を成林させることを前提に、省力化・効率化・低コスト化を行っていくべきである。
何事でもそうだが、変化がないと次のステップに踏み出すことは難しい。
林業の施業体系を考えた場合にも変革が重要となってきている。
ただし、抜本的な変化をもたらすためには、それを裏付けるための多大なチャレンジが必要になる。
時代に取り残されてきた林業が時代を追い越すために、基本的なことを守りつつ、
若い自分たちが将来を見据えて変化を繰り返して挑戦していくことの重要性を感じました。
左の方が、川端さんです。
熱い想いを強いメッセージで伝えてくださいました。
お忙しい中、ありがとうございました。
ちなみに・・・
右の方は、8期生の安江君です。
初日の飲み会から2日目の説明まで、ありがとうございました。
地域林業研究会 2年 加茂 隆樹
自力建設プロジェクト「あらかしのだんだん」
今年も始まった、木造建築スタジオ1年生の登竜門「自力建設プロジェクト」
与えられた課題を元に新入生5名が、各自設計を行いプレゼンテーションを行いました。
全校生徒と教員の投票により、第10期の自力建設は「あらかしのだんだん」決定。
2期生の自力建設「みさきの茶屋」の腐朽部分を改修して、バイオマストイレを併設。
コンセプトは「だんだん変わるを未来へつなぐ」

デッキ腐朽の原因となった「あらかし」の木を「だんだんデッキ」が囲います。
現地測量を行い、基本設計を元に地盤調査。地盤調査データを元に、詳細設計に
日夜励んでいます。施工は勿論のこと、使用する木材・パネル材の加工・製材も
自分達で行う「自力建設」はまだ始まったばかり。
来週からはいよいよ工事がスタート。
竣工までの5名の取り組みを綴っていきます。
セルフメイドゼミ『学校のこと』
森林文化アカデミーのクリエーター科2年の授業には、学生自身がテーマを決め、企画し運営する、「セルフメイドゼミ」という授業があります。
今回は「学校のこと」と題した授業を企画しました。
これは、学生が日々の生活の中で、学校について思っている事を話し合って
改善すべきだと思えば、改善案を出して実行していこうという主旨です。
しかし「学校のこと」では内容があまりにも広い範囲に及ぶ為、この授業枠では、事前の話し合いで出ていた「あまり利用されていない学生ホールの活用」に焦点を絞って授業の流れを考えました。
午前中2コマ分の授業枠の内、
1コマ目は、学生間の共通認識を持つための内容。
前半は、環境教育インタープリテーション研究会の講師ナバさんから「動物の生態や
人間の心理からみた、人の集まる所ってどんなところ??」
といった内容のお話を聞き

後半は、木造建築スタジオの辻先生から『作り手側からみた、公共スペースづくり』という内容のお話を伺いました。

2コマ目は1限目のお話をふまえてのディスカッション。

学生からは『カフェにしては?』『学生会の掲示板をここに設置しては?』などなど
おもしろい意見がたくさん出されました。
今回の話し合いのゴールは、こんな話し合いがあったことをブログに掲載し、他の学生にも知ってもらうことまでとしました。それが学生みんなでこの問題を話し合う、第一歩ではないか、ということです。
現在、学内にはあまり使われていない場所がいくつかあります。
誰かが『使いましょう!』とガンバっても、その場所がどうしても必要だったり、魅力的であったりしなければ、継続的に使われていくことは難しいでしょう。
今回はその事を理解するよい機会になりました。
無理に使うことはない、必要な人が使えばいい!
個人的にはそんな結論です。
※写真はすべて今回の題材である『学生ホール』で撮影したものです。
ものづくり研究会 中村
生涯学習講座「人工林を使う」が開催されました
生涯学習講座の「連続講座1樹から木へそして生活空間へ」の2回目の講座が開催されました。
今回は、1回目「人工林を育てる」に続いての「人工林を使う」です。(全部で4日間で構成されています)
午前中は、高性能林業機械や伐採方法、立木・素材の欠点・品等について講義を行いました。
午後からは、生憎の雨の中、カッパを着ながら高性能林業機械・ハーベスタ
(伐採、枝払い、玉切りの各作業と玉切りした材の集材作業を一貫して行う自走式機械)
による伐採・造材のデモを見学していただきました。
次いで、演習林内に移動し、立木の欠点の見方など、品質区分の実習を行いました。
また、チェンソーによる試験木の伐採・造材の見学をし、
胸高直径36センチメートル、樹高23メートルもあるスギを安全に伐る方法を学びました。
雨足が強くなってきたことから、試験木から市場価格を踏まえ、元玉を1本取り、末口直径や長さを測定しました。
残った材は、前回の「人工林を育てる」の中の実習「人工林を測る」で行った調査木3本も含め、後日、学生実習で伐採造材を行いフォワーダ(玉切りした材を荷台に積載し運ぶ集材専用トラクター、積載式集材車両)で学内にある製材施設まで運びました。
これらの丸太からどのような製品ができるのか、次回の講習が楽しみです。
(菊地與志也)
アウトドア活動実習 白山編
6月28日(月)29日(火)の2日間環境のコース&IP研2年生の合同実習で白山に行ってきました。
初日は、ブナ林の中を散策し植物や動物の解説を受けた後、夕方から自分たちで、自炊や
テントやタープを張るなど野外活動の基本を体験しました。観察会では、植物の名前や知
識、情報よりも、自分がまずよく実物を観察することの大切さを実感しました。
2日目は、アウトドアサポートシステムの方のガイドをうけながら、白山を登山しました。ODSSの方から登山中での解説の仕方やタイミング、登山での危険(安全管理)についての事、白山のおもしろい話や見所などを話していただきました。
登りは、生憎の雨でしたが、標高があがるにつれ、ブナ、ミズナラ林が、ダケカンバの林となり、それがやがてハイマツへと変わって行く様子を体感しながら登りました。また、途中、雪渓が残る場所では、ロープで確保して歩く体験もすることができました。
下山時には晴れ間も出始め、大倉山付近からは、エメラルドグリーンに光る白水湖が私たちを出迎えてくれ、ハードな天候下での登山で疲れ果てた身体を癒してくれました。
今年の夏に行うキャンプもそうですが、自分たちが将来働きたい職場である自然学校で今回体験した事を活かしていけたらと思っています。(環境のコース2年 比楽広太 談)
生涯学習講座「樹木の挿し木を学ぶ」
6月19日に行われた、生涯学習講座「樹木の挿し木を学ぶ」は、
大雨のはずの天気予報が大ハズレ。。。おかげで夏のような
日差しと青空の下、受講生17名が、講座を楽しんで行かれました。
今回の講師、森林研究所の茂木さんと上辻さんコンビによる写真
を使った挿し木についての基礎レクチャーが終わると、
早速アカデミー内を歩いて挿し木に適当な木々を探して各自採集。
部屋に戻った受講生たちは、うまく根付くことを祈りながら、
気持ちを込めてポットに挿し木。その後の世話についてなど
沢山の熱心な質問が先生方に浴びせられておりました。。。
まるで植物と語り合うかのようにじっくりと植物を見つめ、
慎重に挿し木をする受講生の姿がとても印象的でした。
セルフメイドゼミ「伝統工芸品・伝統産業の状況」の授業風景
森林文化アカデミーのクリエーター科2年の授業には、学生自身がテーマを決め、企画し運営する、「セルフメイドゼミ」という授業があります。
今回、「伝統工芸品・産業の状況」の授業を開催しましたので、その授業風景を紹介します。
今回は2部構成です。
- 1時限目は、学生及び先生が所有している「伝統工芸品」もしくは「伝統
工芸品らしきもの」を持ってきて、それについて調べてきた内容を皆の前
で説明し、それについての質疑応答を行います。
- 2時限目は、松井先生にお願いして、「伝統工芸・産業」についての講義で
す。
1時限 学生、先生による伝統工芸品の紹介
各自、自分が所有している伝統工芸品等を持ってきて、それについての紹介と質疑応答がなされた。下記の写真はスツールの上に置かれている工芸品
左から
(まげわっぱ、円空仏、木地呂の椀)(ククサ、竹かご)(樺細工の茶筒 × 2)(木曽漆器の箸置き)(益子焼の皿)(さるぼぼ)
松本氏からは岐阜の郷土工芸品の飛騨の「さるぼぼ」のストラップ
山崎さんからは、栃木県の伝統工芸品の「益子焼」の皿
岡田さんからは、長野県の伝統工芸品の「木曽漆器」の箸置き
玉木先生からは樺細工
中村氏からは自作の竹細工、ククサ、木地呂塗りの器、円空仏
西村氏からはマレーシアのボルネオ島で作ったヤシの葉の蒸容器
以上の参加者の説明が一人、質疑応答も入れて、10分くらいなされた。
今回は出席者にも伝統工芸について考えて貰おうと、各自、伝統工芸品らしきものを持ってきて、それについて説明するという出席者参加方式で授業を行った。伝統工芸についての説明は万全ではなかったが、それに気づいて貰おうという試みは良かったのではないかと思う。
2時限目 松井先生の講義:テーマ「伝統工芸・産業」
松井先生から、伝統工芸品についての説明がありました。
- 伝統工芸品の指定
伝統工芸品に指定されるには、法律で定められた5つの要件を満足していなければならないのですが、
- 100年以上続いていなければ、伝統工芸品には指定されない。
- 条件に合致していても、望まなければ指定されない。指定されたくないと言えば、指定されない。
のことが大きな特徴である。
- 100年以上続いていなければ、伝統工芸品には指定されない。
- 伝統工芸についての変化点、「温故知新」
- 9つの伝統工芸品をピックアップして、その歴史、云われを説明
- 最後に、先週京都に行かれた時の状況(茶の湯の道具としての漆器等の最近の状況)を説明された。
京都の伝統工芸・産業も地方と同じく、リーマンショックの後、厳しい状況が続いている。
以上、授業風景を紹介しましたが、編集の力不足で足らないところがあるところはお許しください。
担当:寺本(ものづくり)&松本(里山)














